はたらく“人”を知る
アクティブな生活から個別対応のリハビリ、認知症ケア・・・
どんな段階でも安心して暮らせる環境です

グレースメイト目白施設長落合 伴重さん
なぜ、介護のお仕事に?
大学卒業に際し、就職活動ではさまざまな業種・業界を考えたのですが、ちょうど1999年という、介護保険制度の開始前夜というタイミングだったため、高齢化社会で貢献できることをと思い、介護の世界に入りました。
もともと兄に障がいがあり、車いすを押したりおぶったりと世話をするのが日常でした。兄の養護学校の友人とも普通に接し、サポートしていましたので、そういう進路は自然なことだったかもしれません。
最初の会社で従事したのは、訪問入浴サービスです。地元の葛飾の事業所だったため、偶然ですが昔から知っていた兄の友人へのサービスを担当したこともありました。その後は5年半ほど、訪問介護に携わりましたが、当時は20代の男性ヘルパー自体、数も少なかったので珍しかったと思います。お世話するのに力の要る、重度の方をよく担当させていただいていました。
次に勤めた会社が、後にソラストグループとなり、現在に至ります。当時の法人が医療法人も有しており、その在宅クリニックで介護福祉士として医師とともに訪問診療に携わった期間も1年半ほどありました。
介護のさまざまな現場を、さまざまな立場でご経験されたのですね。
そうですね。
一貫して地元の葛飾、江戸川といったエリアで、人情の厚い土地柄でもあります。それでも、いわゆる老老介護や高齢でお一人暮らしのお宅もありますし、難病の患者さまやお看取りに至るまでのお世話をさせていただくこともありました。
そうした介護の現場で少しずつ、やりがいや手応えを見つけていった感じですね。
それぞれのご家庭に深く関わっていくうちに、ある時期から「仕事」という概念ではなくなった気がします。訪問介護や訪問診療の時間はわずかですが、その方の生活のリズムや流れ、環境については分かるので、今後の生活はどうなっていかれるだろうか。その中で私ができることは何だろうかなどと自問し、考えが止まらなくなるのです。
老人ホームなど、居住系のサービスのご経験は?
その後、グループホームを3ヵ所ほど担当いたしました。
ご自宅に訪問するのと異なり、24時間をお守りし、認知症の方々をお世話するというので、それまでの介護の経験や価値観を一度ゼロにして学んでいきました。
また、会社として認知症の事例検討やケアのアプローチについて研修に熱心でしたし、以前の在宅クリニックの業務を通じて、ドクターはどのように症状に対応していただけるのか、お薬のことなども勉強になっていましたので、多様な観点から理解を深められたと思います。
24時間をお守りする居住型ホームの施設長として、どういったことを心がけておられますか?
グループホームであればご利用者さま9人ずつのユニットでケアに当たりますし、「グレースメイト目白」のような老人ホームでも、特にこちらは10階建てという大きな建物ですから、どの階を担当するかでスタッフが分かれます。
また、介護スタッフやリハビリスタッフ、看護師と職域もそれぞれの専門性に分かれるわけですが、ご入居者さまやご家族からすれば誰もが一様にこのホームのスタッフです。
施設長であってもそれは変わりませんので、フラットに意見を言え、ご入居者さまのためを考えて皆が心を一つに行動できるような環境を大切にしています。
「グレースメイト目白」はどのようなホームですか?
バリアフリーなどの環境は整いながら、最上階である10階にスパ施設のような檜の展望風呂や見晴らしを楽しめるバーカウンターが設えられてもいます。
立地も椎名町駅のすぐ前で、池袋駅まで歩いても20分ほどと交通至便なため、アクティブなご入居者さまにも、こちらを訪ねられるご家族にも喜ばれています。
お元気なご入居者さまで、毎日のように池袋の方へお出かけになったり、東京ドームに野球観戦に行かれる方もおられますね。
また、「グレースメイト」として、食堂などの共用部にライブカメラを設置し、ご家族がパソコンやスマートフォンでご覧になることのできる「見守りライブカメラ」というサービスを標準でご提供しています。
遠方におられるご家族も日常的に様子を気にかけることができますし、「今ちょうど食事中かな、元気にしているかな」などと思われたときにアクセスいただけるので好評です。
見守りという点で、たいへん安心なシステムですね。
そのほか、リハビリのプログラムもお一人様ごとに3ヵ月に一度見直し、その方のその時の状況に合ったものを提供しています。
また、「グレースメイト目白」には、理学療法士に作業療法士、言語聴覚士という専門性の異なる機能訓練の有資格者が揃っておりますので、より細やかに対応が可能です。
老人ホームでは、入居されてから長年過ごされる中で体調も変化されていきますので、その時々に応じて必要なケアをさせていただけると安心ですね。
また、24時間看護師が常駐しておりますので、体調の急変にも協力医療機関と連携しながら、より適切な対応が可能です。
たん吸引や胃ろうの対応もできますので、長年の体調変化でそうした状況になられても、そのままのお部屋で暮らし続けていただけます。もちろん、いま現在そうした対応が必要な方も安心してご入居いただけます。
ご入居を検討されている方へ、メッセージをお願いします。
どのような体調の方でも、真に安心な環境でお住まいいただけるのは「グレースメイト目白」ならでは。ご入居を検討されるにあたっては、さまざまなお悩みがあるものだと思いますが、ぜひ一度相談されてみてください。