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高級老人ホームの選び方-足し算と引き算が大切

高級老人ホームの選び方-足し算と引き算が大切

高級老人ホームは、何を基準に選べばよいのでしょうか。

高齢になった富裕層の方や、高齢の両親や祖父母がいる富裕層の方は、単なる終の棲家ではなく、高品質なホスピタリティが得られ、生きる尊厳を確保できる場所を探しているはずです。

高級老人ホームはそのようなニーズに応えられる、数少ない施設といえるでしょう。

しかし富裕層の方であれば、価格が高いだけでは高級感を得られないことをご存知のはずです。そして老人ホームの場合、いくら高級地に建つ高額な建物であっても、そこに高齢者の健康と安心と安全を確保する技術と設備とスタッフがそろっていなければ、本当の価値は得られません。

ハイクオリティの高級老人ホームを見つけるには「足し算と引き算」の両方の考え方が必要になるでしょう。

    なぜ引く必要があるのか

    高級老人ホームは、単なる高級住宅でも、単なる老人ホームでもありません。

    高級住宅だけを、または、老人ホームだけを探すのであれば、足し算だけで足ります。求める条件を箇条書きにして、その条件をひとつでも多くクリアできているものを選べばよいからです。

    しかし、よい高級老人ホームの条件には矛盾する要素があるため、その選定にはときに妥協が必要になります。妥協と聞くと諦める印象を持つかもしれませんが、この場合の妥協は最適解を探すための有効な手段です。

    妥協こそが引き算です。

    よい高級老人ホームの条件の矛盾する要素とは、「快適性と生きがい」と「苦痛と病気」のことです。

    高級老人ホームに住む目的は、快適性と生きがいを確保することですが、入居者である高齢者には苦痛と病気がつきまといます。そして苦痛と病気に対応するために、ときに快適性と生きがいが犠牲になることがあります。

    例えば、病気になって体が動かなくなって「下の世話」をしてもらうことは苦痛がともなううえに、快適や生きがいから離れてしまいます。

    それで高級老人ホームを選ぶとき、多少快適さや生きがいが犠牲になっても、苦痛への対応や病気対応がしっかりしているところを選んだほうがいいのです。

    人によっては、医療や介護といった「できればあまりお世話になりたくないもの」を最優先に考える必要があります。このとき、高級感や自由さを妥協して引き算しなければなりません。

    「この高級さ」が大切

    足し算と引き算のうち、先に足し算についてみていきましょう。

    高級老人ホームを選ぶときに重視したいのは、立地、建物、食事、娯楽です。この4項目は、すべての高級老人ホームが力を入れているところなので、差がみえにくくなっています。

    入居希望者ご本人や家族はしっかり目を凝らしてチェックしましょう。

    なぜ立地が重要なのか

    高級老人ホーム選定の重要ポイントで最初に立地を持ってきたのには意味があります。

    立地がよいと、離れて暮らす家族が頻繁に会いにくることができるからです。いくらインターネットが普及して通信機器が進化しても、実際に面談したときの喜びに勝るものはありません。

    公共交通機関は発達している地域や、高速道路のインターチェンジに近い場所は好立地といえるでしょう。

    なぜ建物が重要なのか

    高級老人ホームを選ぶときは、分譲マンションを購入するときと同じ気持ちで建物をチェックしましょう。耐震性、耐火性、バリアフリー化はもちろんのこと、防音性や空調、建物設備、水回り設備、非難設備も詳しく調べてください。

    そして、プライバシーと交流の両方を確保できるつくりになっているか、確認してください。老人ホームのような環境では、一人になる時間とみんなと一緒にいる時間のバランスが取れていると、快適に過ごすことができます。

    なぜ食事が重要なのか

    高級老人ホームに見学に行くと、ホーム側は食事の豪華さをPRしてくるでしょう。試食させてくれるところもあります。

    そのとき料金体制について確認しておいてください。豪華料理は別料金にしているところもあります。

    そして、人間は高級料理だけでは飽きてしまうことも覚えておいてください。

    カレーライスや肉じゃがやホウレン草のおひたしや納豆ご飯といった素朴な家庭料理が出るのかどうか確認しておきましょう。

    なぜ娯楽が重要なのか

    質の低い老人ホームの場合、入居者への娯楽の提供を、質の低い外注先に委託していることがあります。質の低い娯楽で高齢者が癒されることはありません。

    老人ホームが娯楽を外注すること自体が悪いわけではありません。娯楽の外注先が、実績があり誠実なサービスを提供している介護事業者であれば、入居者たちは質の高い安らぎを得ることができます。

    どれだけ高級な建物に住むことができたとしても、老人ホームでの生活は「暇」です。そのためレベルの高いレクリエーションは、高級老人ホームの入居者にとって宝物のような時間になるでしょう。

    見学会では「ここに住むとどのようなレクリエーションがあるのですか」と尋ねてみてください。

    ハイクオリティな高級老人ホームでは入居者の好みに応じて趣味のサークル活動があったり、ビリヤードや図書館、ミニシアター、音楽室などの娯楽設備が整っていることもあります。

    高級さを「少し妥協」すべきとき

    それでは次に引き算について考えていきましょう。

    高級老人ホームの選定では、「医療介護」「スタッフの質」「認知症対応」「お看取り」の4点を重視するとき、高級さを少し妥協する必要があるかもしれません。

    高級老人ホームを選ぶとき、どの医療機関と提携していて、入院のしやすさはどの程度確保されているのか確認してください。その高級老人ホームが、地域の総合病院としっかり連携できていれば安心できます。

    逆に、近所の内科クリニック1軒としか提携できていない老人ホームは懸念が残ります。

    同じことは介護事業者についてもいえます。

    高級老人ホームのスタッフの質も確認しておいてください。初めてそこを訪れたとき、スタッフたちは元気に挨拶したでしょうか。食堂で休憩しているときに、麦茶を出してもらえたでしょうか。

    そして、本当に質の高いスタッフは医療と介護の知識を有し、医師や看護師やケアマネージャーとやり取りすることができます。丁寧なだけ、フレンドリーなだけでは足りません。

    認知症が重症化すると、物盗られ妄想や徘徊や排便の失敗といった問題行動を起こすようになります。そのような状態になった入居者にどのようなケアを提供するのか尋ねておいてください。

    そしてお看取りの段取りも確認しておいたほうがいいでしょう。家族は高齢者本人がいないときに、高級老人ホームの責任者に、ご遺体がどこに安置され、どの出入り口から葬儀業者が入ってきて、どこからご遺体を運び出すのか、尋ねておいたほうがいいでしょう。そうしたときの対応から入居者への配慮のしかたが伝わってくることでしょう。

    まとめ~本物の高級を探しましょう

    高級老人ホームの「高級」の意味には、ゴージャスという意味に加えて、高品質なケアという意味も含まれます。

    ゴージャスさはみえやすいのですが、高品質なケアは、高級老人ホームの責任者にじっくり話を聞き、スタッフたちの実際の働きぶりを観察しないとみえてきません。

    そして、もし医療事情や介護事情に精通している高級老人ホームに出会えたら、高級さは多少妥協してでも、そこに決めたほうがいいでしょう。

    足し算だけでなく、引き算も忘れないでください。

    高級老人ホーム・高齢者住宅検索サービス・Classien(クラシエン)ではホームの責任者のインタビューを掲載しています。入居先探しの手がかりにしてみてください。

    https://www.classien.net/selections/

    この記事を書いた人

    アサオカミツヒサ

    アサオカミツヒサ

    フリーライター、ライティング事務所office Howardsend代表。北海道大学法学部を卒業後、鉄鋼メーカー、マスコミ、病院広報、介護事業所などを経て2017年独立。取材した分野は、医療、介護、地方経済など。現在の執筆領域は、最新抗がん剤、生活習慣病治療、介護制度、IoT、AI、産業一般、人事制度、金融など。趣味はクルマとバイクと登山。北海道釧路市在住。